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世界一女性が活躍する国、スウェーデン在住20年を迎えた ねねさん の移住の経緯や活躍の秘訣

2017年4月13日 海外在住日本人インタビュースウェーデン

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ロコタビは海外在住日本人が活躍する場所を提供する、日本人のための海外プラットフォームになります。

先日、スウェーデンに訪れた鈴木さんのインタビュー記事『「働くママに笑顔を」世界一女性が活躍する国、スウェーデンで鈴木さんが目にしたものとは?』をご紹介しました。ベビーシッターサービスmormor(モルモル)を運営される鈴木さんは、お母さんが当たり前に働けていて、幸福度も労働生産性も高いスウェーデンの現地の方の生の声を聞いたり、自分の目で見て確かめたいという思いで、ロコタビをご利用されました。現地に訪れないと知り得ない情報や体験をされた視察旅行は、「コーディネターさん(ロコ)がいなかったら、こんなに充実した視察は実現出来なかったです。」と仰るほど、ロコの活躍が垣間見えるものでした。

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スウェーデン在住ロコ、ねねさんってどんな人?

ARCTISTIC / Photo: Nicklas Gustafsson

ARCTISTIC / Photo: Nicklas Gustafsson

そして、その視察旅行でコーディネーターを務めたロコのねねさんに今回のサービスだけでなく、海外に移住された経緯や、異国での生活、ロコとしての活動について実際に聞いてきました。

スウェーデンの首都ストックホルムに移住して20年になる、ねねさん。ねねさんは、現地の大学で職員として働いています。早速お話を聞いてみたいと思います。

ねねさんのプロフィール:https://locotabi.jp/loco/travelocoS

 

鈴木さんの案件はどうでしたか?

非常に印象に残っています。鈴木さんは、リクエストがハッキリしていたので、分かりやすかったんです。女性の起業家、幼稚園保育園、大企業に勤めていて小さな子供がいる女性の方など、リクエスト頂いたんですが、大企業勤めで小さなお子さんがいる方はことごとく断れちゃったんです。それは企業のポリシーが一つと、子供がいらっしゃる方は忙しいなどの理由でした。なので、他に「こういう人はどうですか?」と提案したところ、快く受け入れてくださり、積極的にその状況を最大限活かせるようにお考えだった様子なので、それはすごくやりやすかったですね。

 

そもそもスウェーデン住むことになった経緯を教えてください

もともと日本で新聞記者をしていて、記者クラブに行って、記事を書くという生活をしていました。25歳の時にスウェーデン人の男性と出会い、結婚を機にストックホルムに移住したのがきっかけです。

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現地での生活について教えてください

ー現地の大学で職員をされているということですが、移住してすぐに仕事を始められたんですか?

私の場合はすごくラッキーで、移住した次の年からここで働いています。もう20年近くになりますね。ここはスウェーデンでは珍しく、私立の大学なんです。

 

ー私立の大学はスウェーデンでは珍しいのでしょうか?

珍しいですね。でも、私立といっても日本でいう私立とは全く違いまして、EUの学生は授業料がかからないわけです。予算を国が決めるのではなく、母体となる設立機構などが決められる等の理由から、私立というだけで、授業料を払う必要がないので、学生からすると私立も国公立もわからないですよ。

 

ーEUの学生は学費が無料ということは、多くの国際学生が集まりそうですね

私が担当しているプログラムは、半分がスウェーデン以外の国籍の学生になりますね。ここはスウェーデンのハーバード大学と言われる程、入るのも出るのも大変なんですが、学生はドイツやフランス、イタリア、ハンガリー、イギリスなど様々な国から来ます。最近は、中国人とインド人も増えていますね。

 

ー具体的に大学ではどういったお仕事をされているんですか?

留学がプログラムの中に入っている修士のプログラムのマネージャーをしています。そのため、留学だけじゃなく、全てを見ています。マーケティングから、入学審査、留学、コースをどうやっていくか等の教科指導など多岐に渡ります。

 

ーお仕事、忙しそうですね…

ここの学校の良いところは、どこで仕事をしても、どこから仕事をしても、いつ仕事をしても良いんです。オフィスに来る必要もありません。なので、別にオフィスに来なくても良いんです。なので、ロコタビの活動は組み合わせやすいんですよね。

 

 

スウェーデンの好きなところを教えてください

ースウェーデンの好きなところは何ですか?

私が本当に好きなのは、群島です。ストックホルムから海の方に行くと、1万程の島があるんですよ。小さいものから大きいものがあって、そこをボートで廻ったりできるんです。ご旅行で一週間程度の滞在をされる方々には、本当はそこをお勧めしたいんですよね。

 

ーヨーロッパの旅行者は多そうですね

そうです。日本人は日程に限りがある方が多いのであまり見かけないですが、ヨーロッパの旅行者は多いです。遊園地や有名な観光地というより、自然が溢れる美しい場所なので、その時間の流れを楽しむ場所ですね。ストックホルムの中であれば、ノーベル賞の晩餐会があるシティホールや旧市街ガムラスタンも、もちろんお勧めのスポットです。

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ロコとしてご活動された経緯を教えてください

ー初めてロコとしてサービス提供された時はどうでしたか?

こういう仕事って成り立つんだと思いました。私ができること、何気なく知っていることをお話して喜んでもらえるのは新鮮でした。

 

ーどういう思いでロコの活動をされているのでしょうか?

本職があるので、お金が必要だからやっているのではありません。わざわざスウェーデンに来る方って多くない。せっかく来ていただいたんだから、楽しんで帰ってもらう。あるいは、知りたかったこと、見たかったことをお手伝いすることで、堪能して帰っていただきたいと思っています。あと、私自身そういったお手伝いをすることが、楽しいというのもありますね。

 

ーねねさんも楽しんでるんですね(笑)

そうですね。私自身が、観光案内で何回も行くところってありますよね、シティーホールや博物館など、私は何回も行ってるので、嬉しいとは思わないんですよ。それでも、お連れする方の興味を探って、何をしたらさらに興味が増すかを考え、提案することで、お客様の反応を見るのが楽しいんです。毎回同じところでも、毎回新鮮ですよね。私がそれを楽しんでいるから、みなさんに楽しんでもらっているのかもしれないです。

 

ーねねさんが楽しそうにしてると、質問も気軽にできそうですね

そうかもしれません。「緊張しないでも済む」と何回か仰っていただきました。そういう雰囲気も大切なのかもしれないですね。ただ私は人に会うのが仕事なので、そういうのは慣れているんだと思います。あとは、スウェーデンの滞在が長いので、何を聞かれてもある程度対応できるんですよね。仮に対応できないことや、分からないことがあっても、その場ですぐに調べたり、帰ってから調べて、お知らせするようにしています。

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ロコとしてご活躍される秘訣を教えてください

ーねねさんに依頼する人はどんな方が多いんですか?

典型的、という方はあまりないです。お一人の場合や、カップル、親子、研究者の方々など様々です。ご依頼内容でいうと、観光が一番多く、次がコーディネーション、次に通訳が入ったコーディネーションなどですね。

 

ー多様な方々からの依頼に対して気をつけている事はありますか?

事前の打ち合わせは大切だと思います。相手の目的を把握できれば、打ち合わせの過程で軌道修正や一歩先の提案も可能になります。同時に、できることできないことを明確にお伝えすることで、トラブルは事前に防げますね。事前の打ち合わせは、時間を多くかけても料金に入ってこないですよね。でもそこをしっかりやっておくと、後でトラブルもないですし、事前にかかる手間はサービスだと思っています。

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ロコタビについて教えてください

 

ーロコタビの便利だと思うところを教えてください。

私は何もしてないですが、お客さまが来ていただけるのはとてもありがたいことですね。システムに関しても使い勝手が良いと思います。振込もちゃんとされていますし、私にとっては今のところ大変満足しています。

 

ー最後になりますが、ロコ候補の方々に何か一言お願いします

気楽に楽しんでやってください。仕事だと思わないで、趣味の延長という意識で始めた方が楽しいと思います。

 

ねねさんのプロフィールを見る▶️ https://locotabi.jp/loco/travelocoS

ねねさんがサービス提供した鈴木さんの記事▶︎ http://54.238.77.63/u-interview09/

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